バンドが売れなかったらどうする?現役のうちに「講師としての基盤」を作っておくべき本当の理由
「自分は絶対に売れる」「このバンドで飯を食っていくんだ」
今まさにステージの上に立ち、寝る間も惜しんで曲を作り、スタジオにこもっている20代後半から30代のあなたへ。その熱量や自信を、私は絶対に否定しません。
なぜなら、かつての私自身がまさにそうだったからです。通帳の残高なんて気にも留めず、「どうやったら売れるか」「どうやって良い曲を書くか」だけを信じ切って突っ走っていました。しかし、そんな日々に**ある日突然、強烈な八方塞がりの瞬間**がやってきたのです。
突然やってきた八方塞がりと、底知れない絶望感
バンド活動を続けていく中で、メンバーが見つからない、どうしても納得のいく曲が書けない。そうした壁が次々と重なり、すべてが止まってしまった瞬間がありました。
その時、これまで見ないように蓋をしてきた現実が一気に頭の上から降ってきたんです。底をつきそうな通帳の残高、同級生が順調にキャリアを積み家庭を持っている姿、これからの生活費、果ては老後のことまで……。目の前が真っ暗になり、本物の絶望感を味わいました。
私の場合は30代になってから本当に運良く「ギター講師」というお仕事を紹介してもらえたからこそ今がありますが、もしあの巡り合わせがなかったらと思うと、正直今でもゾッとします。今本気で音楽に打ち込んでいる皆さんには、あんな思いだけは絶対にしてほしくないんです。
「保険をかけるのはダサい」という執着を手放してみる
現役で走っていると、「バイト以外の仕事なんてしたらハングリー精神が薄れる」「逃げ道を作るなんてダサい」と思ってしまう気持ちは痛いほど分かります。私自身も「命を懸けてバンド一筋でやらなきゃ意味がない」と信じ込んでいました。
でも、不思議なもので、**ひとつの道にガチガチに執着している時ほど空回りし、その執着をふっと手放した瞬間に物事がうまく回り出す**ことって本当によくあるんです。
音楽との向き合い方は、決して「バンドで売れるか、すべてを諦めて就職するか」の二者択一だけではありません。「週に数日、楽器を教える仕事で生活の土台を作る」という選択肢は、決して甘えや逃げ道ではなく、あなたが音楽を長く愛し続けるための**最強の防具(セーフティネット)**になります。
講師という基盤が、現役の活動にもたらすメリット
飲食や日雇いのアルバイトで身体をすり減らす生活から、週数日だけ講師として教える生活へシフトすることには、音楽的にも大きなメリットがあります。
- 常に楽器と音に触れていられる:他人の音を注意深く聴き取ることで、バンド時代よりも耳が圧倒的に良くなり、音楽の構造をより深く理解できるようになります。
- 「音楽でお金を稼いでいる」という精神的余裕:アルバイトの時給に追われる焦りが消え、心にゆとりが生まれます。
- スケジュールの調整力:講師は生徒さんを預かる責任ある仕事ですが、シフトや曜日のルールが明確であれば、ライブや制作活動との両立を計画的にコントロールできます。
バンドが解散してから丸腰で社会に放り出されるのと、現役のうちから週1〜2日でも「教える基盤」を作っておくのとでは、その後に待っている安心感の桁が違います。
夢はあきらめなくていい。形を変えてまた目の前にやってくる
誤解しないでほしいのは、「今すぐバンドを諦めろ」と言いたいわけでは決してないということです。今やれることがあるなら、後悔が残らないように全力で思いっきりやり切ってください。
ただ、ひとつだけ覚えておいてほしいんです。**「もしそのバンドがダメだったとしても、あなたの音楽人生はそこで終わりじゃない」**ということです。
あなたが何千時間も注ぎ込んできた演奏スキルや情熱は、今のバンド活動という形では花開かなかったとしても、別の場所で必ず誰かを喜ばせる才能として花開きます。夢というのは、終わりを迎えるのではなく、年齢とともに形を変えて進化していくものだからです。
私自身、一度は自信を完全に失い、何もかもが嫌になりました。でも今、形を変えて「この教室を広げていく」という新しい夢を追いかけています。物事を冷静に見渡せるようになった分、精神的にもずっと楽ですし、なにより**あのバンド時代と同じくらい、いやそれ以上に毎日命を燃やして活動できています。**
もし行き詰まったら、作戦会議をしにきてください
今すぐうちに応募しなくても構いません。存分に今の音楽活動をやり切ってください。
だけど、もしも走っている途中で足元がおぼつかなくなったり、八方塞がりになって「この先どうしよう」と不安になった時は、遠慮なく私にひと言連絡をください。
同じように挫折を味わい、30代から這い上がってきた経験を通して、あなたの人生の作戦会議を一緒にやりましょう。培ってきたそのギターの腕を、次のステージでどう輝かせられるか、いくらでも一緒に考えますから。

この記事を書いた人
岩堀努(音楽教室IROHA 代表)
横浜市都筑区・センター北にて2016年から「音楽教室IROHA」を経営。
「音楽を本気でやってきた人が、そのスキルで胸を張って生活できる環境を作りたい」という想いから、講師育成と教室運営に全力を注いでいる。
【まずは個別相談会で「人生の作戦会議」をしませんか?】
「バンド活動と両立しながら、音楽を仕事にする基盤を作りたい」
「もし今の活動が行き詰まったとき、どんな選択肢があるのか知っておきたい」
「かつて同じ葛藤を乗り越えてきた代表と直接話をしてみたい」
音楽教室IROHAでは、形式ばった採用面接の前に、「マンツーマンの無料個別相談会」を実施しています。
周りの目を気にせず話せる一対一の場で、以下のことを包み隠さずお話しします。
- バンド活動を続けながら講師として安定収入を得る現実的なスケジュール設計
- これまで磨き上げたギター演奏スキルを、生徒に感謝される「指導力」へ変換するコツ
- 教室がバックアップする集客の仕組みと、無理なく長く続けられる勤務ルール
- 教室の実際の生徒層や雰囲気についての率直な質疑応答
無理に応募を促すことは一切ありません。「まずは話を聞いてみて、これからの生き方を整理したい」というだけでも大歓迎です。
あなたが真摯に積み重ねてきた音楽経験を、誰かの笑顔のために活かしてみませんか?
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